「めぐり逢い」.....。
2007年 11月 29日
いよいよ、11月も残すところあと数日...。
(パン パシフィック横浜)
さて昨日は、半年振りに友人とハマでランチ、
シャンパンで乾杯したあと、中華料理を楽しみ、
そのあとで、ピアノ・ソロのコンサートに行ってきました。
そう、味覚と聴覚のフルコース!
(充電もいよいよ追い込みでしょうか?笑)
この日は、
アンドレ・ギャニオンによる、ラスト・コンサート。
アンドレ・ギャニオンといえば、名曲「めぐり逢い」が有名ですが、
最近では、200万枚以上を売り上げた、
ヒーリング・コンプレーション・アルバム「feel 1、2」にも、彼の作品が収録されており、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
(私もこのアルバム持っています。)
(ちなみに、日本でのヒーリング・ミュージックといえば、
宮下富実夫も有名です。
彼のCD「心の扉」.「夢織人」...私にとっても、思い出のアルバムです。)
ケベック州北部生まれ、19人兄弟の末っ子に生まれたアンドレ・ギャ二オンは、
母の手ほどきでピアノを始め、6歳で作曲、
10歳の時に、モーツァルトの作品でデビュー、
ピアノ・ヒーリング・ミュージックの第一人者です。
カナダのグラミー賞といわれる、ジュノー賞5回受賞の実力者。
映画音楽の仕事にも多数携わり、
クラシックとポピュラー音楽の架け橋になろうと決意、
独自の音楽を確立していったようです。
この日の、日本ラストコンサートのプログラムも、
どこかで聞いたことがある、
懐かしいメロディの曲、
そんな癒しの曲が中心でした。
それはそれは優しいタッチ。
彼の曲を聴いていますと、さまざまな情景が思い浮かびます。
ぬくもりにふれて
風の道
温もりの消えた部屋
とまどい
溢れる愛のなかでも
夕暮れの色彩
汚れなき瞳の輝き
小さい春
遥かな別れ(一番上の姉との別れを偲んで作った曲)
踊りつかれて
折り紙(日本の上質の和紙でおった折り紙に魅せられて作った曲)etc。
このように、タイトルを見るだけでも、甘く、切なく、心に染みこむような曲、
彼が、ピアノの詩人とよばれるのも、納得!しました。
また、アンドレは、日本においても、
映画やテレビドラマの音楽制作にも数多く携わり、最近では、
奥田瑛二主演の映画・「ピアニスト」や椎名誠監督の「白い馬」、
テレビドラマ「Age35」「甘い結婚」「優しい時間」「氷点」などに多数の楽曲を提供し、
テレビやラジオからもそのサウンドが流れ、
「あっ!どこかで聴いたことのある曲だわ!」という方も多いのではないでしょうか。
彼が来日すれば、何処の地でも、必ず足を運ぶという、
そういう熱烈な日本人ファンもたくさんいらっしゃるようです。
「心酔する」っていう、表現が、ぴったりかも。
今回の来日は、東京オペラシティ、大阪、名古屋、再び東京と公演して、
最後が、このみなとみらいホールでした。
彼のアンコールの演奏が終わると、静かに涙をぬぐうファンがたくさんいまして、
ちょっと驚きました。
本当にたくさんのファンから愛されていたのですね。
私は彼のコンサートは初めてでしたが、
美味しい中華のランチのあとのヒーリング・ピアノコンサート、
ましてや、シャンパンも心地よく効いて、(いや効きすぎて・笑)
それは、あまりに癒されすぎて、時折、子守唄のように、夢うつつ...。
それほど、素晴らしい午後の癒しの時間でした。
ちなみに、友人の彼女は、
ランチのあとのヒーリングピアノ、シャンパン付きとならば、
事前に睡眠は完璧に!ということで、
流石に当日、心構え万全!でございました。
うとうと、夢見ることもなく...。
ふふ、素晴らしい、友人です。
ということで、晩秋のラストピアノコンサートでした。
by silku928
| 2007-11-29 22:28
| 映画・音楽・コンサート