人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「伊予かすり会館」


続きまして、二題目。

★「故郷の伝統工芸、伊予かすり、藍染め、これまた風流」

「伊予かすり会館」_f0153998_16593937.jpg


「伊予かすり会館」_f0153998_1701314.jpg
鍵谷カナさんの像


最終便まで少し時間があるということで、
今回、初めて「伊予かすり会館」に立ち寄りました。
観光地、近くにいましても、いつでも機会があると思って、
なかなか行かないものです。

実は、松山で作られている伊予かすりは、とても有名なのです。
『久留米かすり』、『備後かすり』とともに、日本三大かすりの一つに数えられているほど。
その始まりは江戸の後期。
農家の婦女子が、農作業の合間を見て、
少しでも副収入にでもなれば、と紡いだのでしょう。
この伊予かすりの考案者は、女性。
その発想がまた素晴らしい。

「伊予かすり会館」_f0153998_1713375.jpg
「伊予かすり会館」_f0153998_171564.jpg
「伊予かすり会館」_f0153998_1724796.jpg


何でも、
藁葺き屋根のふき替えの時に、
押し竹の縄に括られた部分の藁は白く、陽に当たっていた藁は褐色に変わり、
綺麗な模様が出来ているのをみて、この模様を布にできないか、と考えたことが始まりとか。
発想も素晴らしいですが、それを考案して、実行したところが凄い。
糸を染色して、織って、仕上げる気の遠くなるような幾つもの工程、
朝から晩まで、辛抱強く織り続けたのですね。
昔の人は、偉いですね。しみじみ...。

伊予かすり、井桁や十字、玉文様や麻文様など、とてもシンプルで、
紺と白のコントラストが素敵です。
何とも涼しげで、風流。
藍の染め、みているだけで心落ちつきます。

絣の模様をつけるにはまず糸の束を縛り、
模様の箇所にする場所を染まらないようにし、
経糸と緯糸を計算して縛っていくようですが、
複雑な模様になるほど手間を要し、
その「かすれ」が味わい深く、
のち、「かすれ」→絣(かすり)に語源が変化したとか。

会館の中は、織りの実演、藍染めの体験もしており、
何人か、挑戦していました。

「伊予かすり会館」_f0153998_1751312.jpg
「伊予かすり会館」_f0153998_1753415.jpg
「伊予かすり会館」_f0153998_176029.jpg


今では洋服が主流で、絣の着物も着ることもなくなり、
のれん、花瓶敷き、コースター、バックやポーチ、扇子などの小物に使用されていますが、
こうした伝統工芸がしだいに薄れ、用途がなくなってしまうのは、
本当に残念なことですね。
そういえば、母の里の祖父がなかなか風流人でして、
夏休み行くと、絣の着物をゆったりと着て、
野山の花を摘み、手作りのかごに活けていた姿、覚えています。

今回、御土産に絣のしおりを買いました。
友人の分も3枚。

読書の秋、これを挟んで本を読みましょうか。

たまに、故郷を思いだしながら.....。


芙蓉
Commented by 黄昏 at 2013-09-02 20:23
芙蓉様、お久しぶりです。
夏も終りですね。やっと涼しくなりました。
夏休み、充実した時間を過ごされたようですね。
私は、先週まで、八ヶ岳でした。

絣の着物、いいですね。御袋もよく着ていました。
懐かしいです。
Commented at 2013-09-03 00:30
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 知子 at 2013-09-03 20:50
お久しぶりです。お元気でしたか?絣いいですね。田舎の母がよく着ていました。モンベといって作業には最適でした、伊予絣、模様も素晴らしいです。藍染めも好きですよ!のれんに使用しています。いい時間過ごされましたね。
Commented by B-chan at 2013-10-19 11:52
何とも趣のある建物ですね。
その土地土地の、民芸は、いずれもその地に根付いた独特の味わいを持っています。
駒場東大前の、日本民芸館を思い出しました。
そうそう、それからこれ(http://www.nhk.or.jp/tsubo/program/file159.html)も。
暑かった夏も終わり、ようやく秋を迎えました。
とはいえ、台風がまだまだ油断なりませんが。
風邪っぴきが周りに居ますが、芙蓉さんご自愛ください。
Commented by 芙蓉 at 2013-10-20 23:41
B-chan様

ご無沙汰しています。
放置のブログを忘れずお越し下さり、ありがとうございます。
季節はいつの間にか秋。いっきに冷え込んできました。
今年もあと残すところ数か月。
早いものですね。
この建物、故郷ながら、初めて行きました。

お元気そうで何より!安心しました。

そうですね。日本古来の伝統工芸、味わいがありますね。
青森で生まれた“BOROも同じですね。
人の汗と涙がしみ込み、織られた布、独特の風合いがありますね。
HP拝見しました。有難うございます。

季節の変わり目、B-chanさまも、どうぞお元気で!
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by silku928 | 2013-09-02 17:09 | つぶやき・雑感 | Comments(5)

猫好き。日常さまざまな出来事の中での”本音のつぶやき”


by 芙蓉
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30