水元公園~水と戯れて~
2010年 04月 21日
早いもので、船橋に越してきて一ヶ月。
都立水元公園
街を歩けば、千葉銀行、千葉興業銀行が目につき、
ここは千葉だとあらためて実感。
早速、千葉名産らっかせいも購入。
こちらのらっかせい、ホント、美味しいですね~♪。
早寝早起き、通勤、仕事と家事の配分にもしだいに慣れ、
家族4人、千葉、東京、横浜へとそれぞれ新しい生活へ。
多摩川では蕾だった桜も、こちらに来て満開となり、
連日の春の冷たい風に乗って舞い、
雪で散り、そしてとうとう葉桜に。
今日は春らしい、爽やかなお天気。
明日からまた少しお天気も崩れ、何とも移り気な春の空ですが、
本格的な春が、待ち遠しいものですね!
公園までの道端で
さて、住まいが、環境が変わるというのは、
ある意味、ワクワクするもの。
まして、懐かしい香りのする地とならば、尚更です。
住居も、今回は民間の代用マンションですので、
これまでの社のしがらみも一切なく、本当に気楽。
このマンション、辺りは静かで、のどか。住民のみなさま、元気に挨拶。
駅から数分、設備も新しく、快適そのもの。
そして主婦たるもの、キッチン、浴室が新しくなり、色が違うだけで、
それはもう、心躍るのです。
とまぁ、辛い早起き&通勤にもすっかり慣れて、
何とか元気に楽しみながら過ごしております。
さて本日は、早速船橋便り!を、と思っていましたが、
今日はひとまず、先に旬の「葛飾便り」を...。
忘れないうちに、新緑の風に乗せて。
先日、千葉・松戸に所用で出かけた後の帰り道、
あまりにお天気が良かったので金町でぶらりと途中下車、
「都立水元公園」へ寄ってきました。
この公園、都内最大級の水郷公園で、菖蒲園としても有名。
その名だけは知っておりましたが、訪れたのははじめて。
金町といいますと、葛飾区。東京の端っこ。
葛飾といいますと、
あの柴又の寅さんや矢切の渡などでも有名ですね。
下町情緒あふれます。
JR金町駅で降りて、バスに乗って水元公園へ。
10分ほど揺られ、下車。
バス停降りて釣堀に沿って歩いていますと、
まぁ!!こんなところに、サギが!?お散歩??
何とも愛らしくて驚きました。
釣り人にも、ずいぶん慣れているようです。
この日は、絶好の散策日和。日差しもぽかぽか。
滝と桜も絵になります。
庭園内をゆっくり散策。
桜はもうほとんど散っておりましたが、
園内、たくさんの家族連れで賑わっていました。
釣りをする子供。キャッチボールを楽しむ親子。
ベンチに座って静かに本を読む人。
散歩を楽しむ愛犬家。
芝生に座って、水中で遊ぶカルガモを見つめる人。
楽しそうにお弁当を広げる家族、カップル。
何て、のどかなのでしょう。
私もしばし芝生に座って水鳥を観察。
カモがこんなに大きな口を開けて鳴いているのを、はじめて近くで見ました。
想像以上に大きな鳴き声.。これまた驚きました。
時間が止まったよう..。
近くには、かわせみの里もあるそうです。
あっ、この景色どこかで見たような。重なります。
そうそう、大阪時代、
幼い子供達をよく連れて行った、伊丹市の昆陽池。
野鳥や水鳥たちの群れが美しくて、そこで一日中過ごしたものです。
そのあと、
ポプラの並木道や生きている化石、メタセコイアの木々の中を通り、
ちょっぴり森林浴(気分)も。
足元には、こんな可憐な花が咲いていました。
公園入り口には、作家・芝木好子さんの小説、
「葛飾の女」中の一説が刻まれた文学碑が。
「菖蒲の咲く頃の葛飾は美しい。
田園は青葉に霞んで、雲雀が鳴く.........。
今は人の手がずいぶん加えられて、整いすぎてる感もありますが、
その昔、人の手が入らなかったときのこのあたりは、
それはまた素晴しい景色だったのでしょうね。
帰りは、金町駅前まで歩き、駅前のスタバに寄ってお茶。
外テラスの隅っこの丸テーブルに座って、
珍しくひとり、アイスカフェラテを飲んでいますと、
誰か私の名を呼ぶ人が...。
だれ?
驚きました!!実に20年ぶりでしょうか。
千葉時代に切り絵を習っていたときの知人でした。
当時はグループが違っておりましたから、挨拶する程度でした。
夫婦で、10年前、この金町に移り住んだそうです。
その頃から水彩画を本格的に描き始めたらしく、
今では絵画展に出展するほどの力の入れよう。
4年前、大病をし、
それから、好きなことをして生きることに決めたとか。
少し痩せられ、一回り小さくなったような気がしましたが、
チャーミングで、上品な笑顔はそのまま。
昭和20年生まれ。私の叔母と同じ年。
長崎出身の彼女、同じく転勤族。龍馬伝の話でも盛り上がり、
あれやこれや、話は尽きず。
描くの、何が得意?と、聞きますと、
真っ赤な薔薇の花!...と。
花も色々描いたけど、やっぱり薔薇が好きだと。
嗚呼、彼女の描く深紅の薔薇の花、一度見たいものです。
今日は、六本木ヒルズの森ア-ツセンターギャラリーで
『ボストン美術館展』』が開催されていたので、
早速、ゴッホを訪ねてそこに行った帰りとか。
エル・グレコ、レンブラント、ミレー、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソなど、
16世紀から20世紀までの名画80点が展示されているそうです。
大のゴッホ好き。
熱く語る彼女の顔を見ながら、ふとテーブルの上をみますと、
手にはこんなパンフレットを!!
私はその色彩から、こちらにも目が釘付け!!
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている、
「美しき挑発『レンピッカ展 - 本能に生きた伝説の画家 -』の案内。
気に入って、もらってきたのだそう。
レンピッカ。
これもまた、素敵な展覧会。
藝術から少し遠ざかっておりましたので、
彼女の話を聞いて、急に私も行ってみたくなりました。
Bunkamura ...。
好きなこと、没頭できるもがあるということは、何とも幸せなことですね。
彼女の瞳を見ていると、こちらまで熱くなりました。
水元大橋
この日、桜の時期は過ぎて、
菖蒲の時期には少し早かったのですが、
水と戯れ、一日の最後、思わぬ嬉しい出会いがあり、
心に残る一日となりました。
お互い連絡先を伝えて、また金町のスタバでの再会を約束。
こうして、ぶらりと一人散策もまた楽しいもの。
日々、何が起こるか、どんな出会いがあるか、わかりませんね....♪。
芙蓉
街を歩けば、千葉銀行、千葉興業銀行が目につき、
ここは千葉だとあらためて実感。
早速、千葉名産らっかせいも購入。
こちらのらっかせい、ホント、美味しいですね~♪。
早寝早起き、通勤、仕事と家事の配分にもしだいに慣れ、
家族4人、千葉、東京、横浜へとそれぞれ新しい生活へ。
多摩川では蕾だった桜も、こちらに来て満開となり、
連日の春の冷たい風に乗って舞い、
雪で散り、そしてとうとう葉桜に。
今日は春らしい、爽やかなお天気。
明日からまた少しお天気も崩れ、何とも移り気な春の空ですが、
本格的な春が、待ち遠しいものですね!
さて、住まいが、環境が変わるというのは、
ある意味、ワクワクするもの。
まして、懐かしい香りのする地とならば、尚更です。
住居も、今回は民間の代用マンションですので、
これまでの社のしがらみも一切なく、本当に気楽。
このマンション、辺りは静かで、のどか。住民のみなさま、元気に挨拶。
駅から数分、設備も新しく、快適そのもの。
そして主婦たるもの、キッチン、浴室が新しくなり、色が違うだけで、
それはもう、心躍るのです。
とまぁ、辛い早起き&通勤にもすっかり慣れて、
何とか元気に楽しみながら過ごしております。
さて本日は、早速船橋便り!を、と思っていましたが、
今日はひとまず、先に旬の「葛飾便り」を...。
忘れないうちに、新緑の風に乗せて。
先日、千葉・松戸に所用で出かけた後の帰り道、
あまりにお天気が良かったので金町でぶらりと途中下車、
「都立水元公園」へ寄ってきました。
この公園、都内最大級の水郷公園で、菖蒲園としても有名。
その名だけは知っておりましたが、訪れたのははじめて。
金町といいますと、葛飾区。東京の端っこ。
葛飾といいますと、
あの柴又の寅さんや矢切の渡などでも有名ですね。
下町情緒あふれます。
JR金町駅で降りて、バスに乗って水元公園へ。
10分ほど揺られ、下車。
バス停降りて釣堀に沿って歩いていますと、
まぁ!!こんなところに、サギが!?お散歩??
何とも愛らしくて驚きました。
釣り人にも、ずいぶん慣れているようです。
この日は、絶好の散策日和。日差しもぽかぽか。
滝と桜も絵になります。
庭園内をゆっくり散策。
桜はもうほとんど散っておりましたが、
園内、たくさんの家族連れで賑わっていました。
釣りをする子供。キャッチボールを楽しむ親子。
ベンチに座って静かに本を読む人。
散歩を楽しむ愛犬家。
芝生に座って、水中で遊ぶカルガモを見つめる人。
楽しそうにお弁当を広げる家族、カップル。
何て、のどかなのでしょう。
私もしばし芝生に座って水鳥を観察。
カモがこんなに大きな口を開けて鳴いているのを、はじめて近くで見ました。
想像以上に大きな鳴き声.。これまた驚きました。
時間が止まったよう..。
近くには、かわせみの里もあるそうです。
あっ、この景色どこかで見たような。重なります。
そうそう、大阪時代、
幼い子供達をよく連れて行った、伊丹市の昆陽池。
野鳥や水鳥たちの群れが美しくて、そこで一日中過ごしたものです。
そのあと、
ポプラの並木道や生きている化石、メタセコイアの木々の中を通り、
ちょっぴり森林浴(気分)も。
足元には、こんな可憐な花が咲いていました。
公園入り口には、作家・芝木好子さんの小説、
「葛飾の女」中の一説が刻まれた文学碑が。
「菖蒲の咲く頃の葛飾は美しい。
田園は青葉に霞んで、雲雀が鳴く.........。
今は人の手がずいぶん加えられて、整いすぎてる感もありますが、
その昔、人の手が入らなかったときのこのあたりは、
それはまた素晴しい景色だったのでしょうね。
帰りは、金町駅前まで歩き、駅前のスタバに寄ってお茶。
外テラスの隅っこの丸テーブルに座って、
珍しくひとり、アイスカフェラテを飲んでいますと、
誰か私の名を呼ぶ人が...。
だれ?
驚きました!!実に20年ぶりでしょうか。
千葉時代に切り絵を習っていたときの知人でした。
当時はグループが違っておりましたから、挨拶する程度でした。
夫婦で、10年前、この金町に移り住んだそうです。
その頃から水彩画を本格的に描き始めたらしく、
今では絵画展に出展するほどの力の入れよう。
4年前、大病をし、
それから、好きなことをして生きることに決めたとか。
少し痩せられ、一回り小さくなったような気がしましたが、
チャーミングで、上品な笑顔はそのまま。
昭和20年生まれ。私の叔母と同じ年。
長崎出身の彼女、同じく転勤族。龍馬伝の話でも盛り上がり、
あれやこれや、話は尽きず。
描くの、何が得意?と、聞きますと、
真っ赤な薔薇の花!...と。
花も色々描いたけど、やっぱり薔薇が好きだと。
嗚呼、彼女の描く深紅の薔薇の花、一度見たいものです。
今日は、六本木ヒルズの森ア-ツセンターギャラリーで
『ボストン美術館展』』が開催されていたので、
早速、ゴッホを訪ねてそこに行った帰りとか。
エル・グレコ、レンブラント、ミレー、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソなど、
16世紀から20世紀までの名画80点が展示されているそうです。
大のゴッホ好き。
熱く語る彼女の顔を見ながら、ふとテーブルの上をみますと、
手にはこんなパンフレットを!!
私はその色彩から、こちらにも目が釘付け!!
Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている、
「美しき挑発『レンピッカ展 - 本能に生きた伝説の画家 -』の案内。
気に入って、もらってきたのだそう。
レンピッカ。
これもまた、素敵な展覧会。
藝術から少し遠ざかっておりましたので、
彼女の話を聞いて、急に私も行ってみたくなりました。
Bunkamura ...。
好きなこと、没頭できるもがあるということは、何とも幸せなことですね。
彼女の瞳を見ていると、こちらまで熱くなりました。
この日、桜の時期は過ぎて、
菖蒲の時期には少し早かったのですが、
水と戯れ、一日の最後、思わぬ嬉しい出会いがあり、
心に残る一日となりました。
お互い連絡先を伝えて、また金町のスタバでの再会を約束。
こうして、ぶらりと一人散策もまた楽しいもの。
日々、何が起こるか、どんな出会いがあるか、わかりませんね....♪。
芙蓉
by silku928
| 2010-04-21 09:26