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8月15日

今日は、第二次世界大戦が終わって、63回目の「終戦の日」です。

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各地でさまざまな平和を祈念する行事が行われておりましたが、
残念なことに、私の周りでも戦争の悲惨さを語り継ぐ人がほとんど居なくなりました。
父が生きていましたときは、それでも時折、戦争の話を聞くことができたものです。
夕食時、父の右頬にかすかに残る傷跡を、
「それどうしたの?」と子供心に無邪気に尋ねる私に、父、は、
淡々と疎開時の話や戦争当時の話などをしてくれたものです。
それは父の正面に座るときの「夕食の時」が多かったものですから、
しだいに私も話に聞き入り、その状況の悲惨さに箸を動かす手も鈍くなり、
そんなときは、黙って聞いていた物静かな母が一言、
「さあ、もうこのあたりでやめましょうね。」と...。
幼い頃の思い出ですが、でも、決して忘れてはいません。
この無意味で馬鹿げた戦争でたくさんの命が奪われたことを。
もっと、もっと、聞いておけば良かったと。父・母を亡くして尚更そう思います。
今日も、庭の蝉が、これ最後とばかりに、じりじりと鳴いていました。



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さて、今日も暑い一日でした。
お盆休み、私は自宅でひんやり、カキ氷などして、のんびりブログの更新♪。。。
ちなみに今日は、材料が間に合わずシロップ、ミルクだけのシンプルなカキ氷となりましたが、
次回、宇治ミルク金時や白玉入り、などにも挑戦してみましょうか。

お盆を故郷で過ごし、お墓参りを済ませた方も、Uターンラッシュの始まりでしょうか。
社のトップのミランダ女史(注・外人ではありませぬ、愛称)も、昨日から故郷山形に里帰り、
「じゃ、後はよろしく!」と颯爽と出かけていきました。
この半年、まとまったお休みもとれなかった彼女、
日ごろの積もったストレスを解消し、しばし母元で親孝行してくるのでしょう。
それも親が元気な間にできること。
亡くなったら、したくても、できなくなりますもの。


さて、北京五輪も今日で8日目、日々新たなドラマが生まれ、悲喜こもごもですね。
ただ私が思うに、誰しも最高の結果を出そうと思ってこの日にかけて挑んできた選手達、
そして世界でたった一人にしか与えられない金色のメダル、
思いがけない結果に、試合展開に、あふれる涙に、畳にひれ伏す姿に、
どれほど悔しい思いをしたかは、選手本人が一番感じていることでしょう。
その気持ち、無念さ、本人にしか分かりませんもの。
返事のしようのない、心無いインタビュー、時折気になりましたが、
競技を終えましたどの選手にも、今はただご苦労様という気持ちでいっぱいです。

という訳で、毎日寝不足ながらも、応援し楽しませていただいています。

それにしましても、TV画面を見ていまして、
「まぁ!この選手若いわ!」と思ったら恐るべし、やっぱり10代。
20代後半の熟練の極みの選手とは、表情が、肌が違いますね!
女子団体体操チーム5位入賞の少女達や体操男子個人銀メダルの内村選手の、
もう弾けるような若さ、あどけなさ。細胞の若さを感じます。
といいいますか、コメントなど聞いていますと、少年そのもの。
演技するたびに進化しているようで、その未知数の伸びゆく力にはビックリ!
具志堅監督の言うように、天才的な能力を備え、まだまだやんちゃな練習嫌いの彼ですが、
若き挑戦者として、これからどう成長していくか、それもまた楽しみにしてまいりましょう。

また日本フェンシング界に初めて銀メダルに輝いた、精悍なマスクの大田雄貴選手。
決勝ではややバテテいましたが、
世界ランク1位を破った時の彼の粘り強さ、鋭い一突きは、もう圧巻でした。
アテネから五輪種目になっている伝統の競技、フェンシング、
なかなか魅力的な競技ですね!
舞台黒の背景にシルバーのコスチュームが映え、何かゲームを見ているような錯覚も。
時折光るマスクの赤のランプが、何とも科学的というか現代的というか。
あの一瞬の一突きは、肉眼での判定は難しいでしょう。
しかし、その姿、お顔、なかなか美しいです。中世の騎士による剣技ですか、なるほど~。
彼の最初の師であるお父様は、「怪傑ゾロ」に憧れた世代のようですが、
ゾロと言えば、もちろん最強の正義の味方!
ゾロが現れた後には、必ず、壁にはサーベルでZの傷がつけられたいたの覚えています。
私は、騎士、剣士と聞きますと、ついつい「リボンの騎士」を思い浮かべてしまいますが。
女剣士、サファイア。彼女(王子?)の剣さばきも華麗だった...♪。
いづれにしましても、種目の知名度も上がり、これから目指す子供たちに、
夢を与えたことでしょう。
競技人口がまだまだ少ないこの競技、海外への遠征費も莫大、
今回、日本協会が強化費として約6千万を確保して支援したのも大きかったのでしょうね。
国は、ただ頑張れと声援を送るだけでなく、才能あふれる未来の子供たち、若者達のため、
これからできる限りのバックアップが必要でしょう。


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そして、
これまで何といいましても、連覇を果たした金メダルの選手たちの勝利の重さ!
本当に素晴らしいです。
オリンピックでの連覇、これを実行するのは並大抵ではないでしょう。
みな、受賞後のコメントとして共通しているのは、
「自分ひとりの力では成し得なかった。
家族、コーチ、友人、仲間の支え、協力があってのこと。本当に感謝しています。」と。
一言、一言が重いです。
どの選手も、頂点に立ったアテネ五輪後の燃え尽きた気持ちを、再度駆り立てての連覇。
本当にお疲れ様、ありがとう!といいたいです。
その極みは、2大会連続2冠の偉業を達成した北島康介選手。
コーチである平井伯昌さんの若かりし頃の映像を見まして、共に歩んだ年月を感じます。
あのイチロー選手に、彼特有の賞賛と驚きの言葉として、
「君は、魚類か!」と言わしめたコウスケ。
本当に彼の泳ぐ姿は、美しい魚のようでした。
偉大な競泳選手として、決して彼のことは忘れることはないでしょう。
彼の素直なコメントを聞いていますと、本当に胸が熱くなります。

さて、これからいよいよオリンピックの華、陸上競技も始まり、ハンマー投げ、
野球、ソフト、なでしこ女子サッカー、レスリング、卓球、バレー、マラソン...etcと、
ますます目が離せませんね。
このまま最後まで、すべての競技、事故もなく終えることができますように。

心から平和を祈りつつ..。


芙蓉
by silku928 | 2008-08-15 18:52

猫好き。日常さまざまな出来事の中での”本音のつぶやき”


by 芙蓉
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