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篤姫 21回・「妻の戦」

今日は久しぶりのオフ。いいお天気です。
リビングに吹き込む風は、思いのほかひんやりと気持ちよく、
新聞、雑誌にじっくり目を通してくつろいでいますと、いつの間にかソファでうとうと...♪。
心地よい時間です。

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日曜日リアルタイムで見る事ができなかった、「篤姫」の録画なども見てまったりと。
何がどうしてそこまで!と思いつつも、やはり見てしまいます。
う~ん、そこが、今回の大河の凄いところ..。

しかし、「女の戦い」の中身は、さておき、
このとき、家定33歳、篤姫21歳、
結婚3度目の公方さまに対して初婚の篤姫。
二人のやり取り、行動、渦巻く内心を見ていましたら、
やはりすべてにおいて、これまでの経験値の違い!でしょうか。
あおいちゃん、まだまだお若い。

前回の橋の上での
「危ないではないか!」の一言とまなざしで、胸キュン!となり、
本気で彼の事が気になり始め、
いかに公方様の心をつかみ、一回でも多くのお渡りを実現できるか..。
そのために、艶やかな衣装を身につけ、おまた返しの髪型で美しく結い上げ、
公方様の気を引き、切にお渡りを願う女の気持ち。

「今宵、何とぞ、お渡りいただけませんでしょうか....。」

このセリフ、なかなか、そうそう言えるものではございません。
家定様、男冥利に尽きるというものでしょう!

しかし、彼は、本当にうつけなのか、はたまた、ふりをしているのか..。
ふり、ならば、何ゆえに?そこに、どんな意味があるというのか...。
篤姫だけではなく、本当はどうだったのか、実は私もかなり気になるところです。
でも思えば、
家定にとっては、そんなことなど、もうどうでもいいことだったのかもしれません。
幼い頃から病弱で暗愚とうわさされ、実の父親からもそんなに心底愛されていた訳ではなく、
自身結婚しても、愛した正室には不幸にも先立たれ、二人目の継室も容姿で問題外?
その後も世継ぎ、世継ぎと騒がれる毎日。
そして子をなすことができないと知るや、
周りは「はやく一橋慶喜様を将軍に」などと幕府・大奥を巻き込んだ将軍継嗣問題勃発。
欧米外交は、ハリスへの対処なども含めて問題山積...。
このような状況の中、体力も気力も失せた家定、
もはや精も根も尽き果て、他に成す術など、無かったのでしょう。
(すべて、私の勝手な推測ですが..)


誰も信用せず、心開かず。


カステラ作りやせんべい焼きに熱中したのも現実逃避か、
もしくは心のバランスを保つためか..。
何だか、切なくて、可愛そうな気がします。
トップの孤独...。
こういう弱きところが、聡明で一途な篤姫の母性に火をつけたのでしょう。
そして、ドラマ後半のあおいちゃんの目には、ホント、力があり、勢いを感じました。
黒い瞳にみるみる溢れた涙、あれは、本物...。


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さて、これからが、いよいよ家定、篤姫の心の見せ合い。本音の吐露。
またまた純粋に楽しみにしたいと思います。
こうした軽い笑いの中でも、独自のこだわりで、
一粒光る部分がある...NHKのドラマ作り、なかなかお上手です♪。

また、TV放送の最後に、先日このブログでエントリーした、
小江戸・川越のことが取り上げられていましたのにも、少々ビックリ!
今や、旬の、川越ですね!
まだ行かれたことがない方、
是非一度この機会に、蔵の町を気軽に訪れてみてくださいませ。
都心からも一時間ほどです。

新緑の季節、もちろん、小旅行気分で!


芙蓉
by silku928 | 2008-05-28 17:27

猫好き。日常さまざまな出来事の中での”本音のつぶやき”


by 芙蓉
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