あの素晴らしい....。
2009年 10月 20日
今日も爽やかな秋晴れでした。
この時期は、秋空が本当に綺麗です。
日中はまだまだ蒸し暑さを感じますが、
朝晩はずいぶん冷え込み、体調管理が大変ですね。
そういう私も、ここ2、3日、風邪気味で体調も今ひとつ。
風邪はひき始めの処置が肝心ですね。
今日のあったかい日差しで、洗濯物、お布団は、ほっかほか...。
顔をうずめると、太陽の匂い。気持ちいいですね~♪。
さて先日、
友人、美脚の君と共に、千葉県、松戸まで出かけてきました。
上野から常磐線に乗って20分ほど。
以前、大阪から東京に転勤した当初、千葉、市川市に住んでおりましたから、
千葉県松戸市の名は聞いていましたが、わざわざ行ったことはなく、
この地を電車で訪れたのは初めて。
ちょっと新鮮な気分。
彼女が用事を済ませている間に、少々時間がありましたので、
私は一人、松戸の町、歴史探訪へ...。
最後の水戸藩主、徳川昭武(あきたけ)の屋敷である
松戸市戸定歴史館に行ってみることにしました。
徳川昭武(あきたけ)は、水戸9代藩主徳川斉昭(なりあき)の18男で、
最後の将軍徳川慶喜の実弟に当たります。
14才の時、将軍慶喜の名代としてパリ万博に派遣され、
その後、ヨーロッパ各国を歴訪。
狩猟、写真撮影、自転車、製陶なども趣味も多彩で、
なかなかお洒落でハイカラなお方のようです。
こうして、知らない町を歩くのも、ワクワク、ドキドキ、
嬉しいものです。
知人に聞いた道順で進みますと、坂が見えてきました。
ここが戸定邸。素敵な入り口です。
この屋敷、
広大な敷地内に、戸定歴史館、戸定邸、戸定が丘歴史公園があり、
戸定(とじょう)とは古く中世の城郭に起源を持つ地名だとか。
松戸にこのような由緒ある大名屋敷があったとは....驚きです。
1884年(明治17年)建設の、木造平屋一部2階建。
近代和風建築としては貴重なもので、
国の重要文化財としても指定されており、
大輪の菊が、邸の入り口を彩っていました。
よく手入れされた庭園、
ゆるやかな起伏のある美しい芝生に丸い樹木の刈り込み、
あまりに美しくて、目を見張ります。
特に客間からの庭園の眺めは素晴らしく、
ずっとこの間に座って、庭を眺めていたい気分。
静かです。時間が止まったよう。
眼下には江戸川が流れ、
運がよければ部屋からは富士山が見えるそうです。
室内は、重厚な趣のある書院作り。
ふすまの上の欄間の彫刻も凝っており、柱の木材も最高級。
素晴らしい造りです。
大切なお客様をここで迎え、
徳川慶喜もこの間にお座りになって、美しい庭を眺められたのでしょうか。
折りしもこの日午前中、
この戸定歴史館に天皇・皇后両陛下が行啓されたとお聞きしまして、
またまたビックリ!
私は午後からの入場でしたが、
そういえば一行の関係者らしい方が歴史館の中にまだ数人いらして、
取材カメラも数台。
だからこの日は邸の拝観料も無料だったのかしら?
何でも美智子様は平成15年にもこのこの歴史館を行啓されたご様子、
そのとき開催中の
「現代かな書の最高峰、藤岡 保子展」を鑑賞されるためとお聞きしました。
藤岡保子様といえば、
皇太子妃時代の皇后陛下に書の手ほどきをしていたのがご縁だとか。
この女性、徳川昭武(あきたけ)の姪にあたり、
松戸徳川家2代目当主・徳川博武(ひろたけ)の母でもあるそうです。
偶然、とはいえ、この日、そういうお話も伺うことができ、
何とも素晴らしい歴史探訪となりました。
では、徳川繋がりでもうひとつ、
徳川慶喜といいますと、それはもう篤姫!でしょう。
思い起こせば昨年の今頃は、
あの大河ドラマ、篤姫に熱く熱く、燃えておりました。
最近は、TVドラマからもずいぶん遠ざかっておりましたが、
ここにきて、少々、気になる番組が!
そうです。山崎豊子さん原作の「不毛地帯」。
先日、家事の合間にちらりと見た瞬間、はまりました。
主演は、壹岐正役の唐沢寿明 さん。白い巨塔以来でしょうか。
「大地の子」「白い巨塔」「華麗なる一族」に続く、山崎豊子さんの社会派作品、
唐沢さんがTVでどのように演じきるか、ちょっと楽しみです。
それからもう一つ、週末見ました、土曜ドラマ、「チャレンジド(challenged)」。
こちらも家事をしながら偶然見たのですが、
途中、ぐっとくる場面が何箇所も。
アメリカでは障がい者のことを「チャレンジド」と呼び、
神様からチャレンジする使命を与えられた者という意味だそうです。
主人公役の佐々木蔵之介さんがこれまた熱演され、感動しました。
実にさらりと、心のままに素直に。
全盲の教師役の佐々木さん、
教職への夢あきらめず、ひたむきな姿で生徒と向き合う姿は、
とても好感が持てました。
奥様役の富田靖子さんも、少し大人顔になり、とってもチャーミング!!
彼を支えて、とにかく明るく、元気いっぱい。
盲導犬の、ポン太がまた賢くて、可愛くて、本当に素敵なのです。
という訳で、
またまた秋の夜、楽しみがふえたというもの...♪。
最後になりましたが、今宵、追悼もこめて、
あの素晴らしい..を聴きながら、久しぶりの更新、あれこれ雑感、
日々色々なことがありますが、
明日もいい日でありますように.....。
芙蓉
この時期は、秋空が本当に綺麗です。
日中はまだまだ蒸し暑さを感じますが、
朝晩はずいぶん冷え込み、体調管理が大変ですね。
そういう私も、ここ2、3日、風邪気味で体調も今ひとつ。
風邪はひき始めの処置が肝心ですね。
今日のあったかい日差しで、洗濯物、お布団は、ほっかほか...。
顔をうずめると、太陽の匂い。気持ちいいですね~♪。
さて先日、
友人、美脚の君と共に、千葉県、松戸まで出かけてきました。
上野から常磐線に乗って20分ほど。
以前、大阪から東京に転勤した当初、千葉、市川市に住んでおりましたから、
千葉県松戸市の名は聞いていましたが、わざわざ行ったことはなく、
この地を電車で訪れたのは初めて。
ちょっと新鮮な気分。
彼女が用事を済ませている間に、少々時間がありましたので、
私は一人、松戸の町、歴史探訪へ...。
最後の水戸藩主、徳川昭武(あきたけ)の屋敷である
松戸市戸定歴史館に行ってみることにしました。
徳川昭武(あきたけ)は、水戸9代藩主徳川斉昭(なりあき)の18男で、
最後の将軍徳川慶喜の実弟に当たります。
14才の時、将軍慶喜の名代としてパリ万博に派遣され、
その後、ヨーロッパ各国を歴訪。
狩猟、写真撮影、自転車、製陶なども趣味も多彩で、
なかなかお洒落でハイカラなお方のようです。
こうして、知らない町を歩くのも、ワクワク、ドキドキ、
嬉しいものです。
知人に聞いた道順で進みますと、坂が見えてきました。
ここが戸定邸。素敵な入り口です。
この屋敷、
広大な敷地内に、戸定歴史館、戸定邸、戸定が丘歴史公園があり、
戸定(とじょう)とは古く中世の城郭に起源を持つ地名だとか。
松戸にこのような由緒ある大名屋敷があったとは....驚きです。
1884年(明治17年)建設の、木造平屋一部2階建。
近代和風建築としては貴重なもので、
国の重要文化財としても指定されており、
大輪の菊が、邸の入り口を彩っていました。
よく手入れされた庭園、
ゆるやかな起伏のある美しい芝生に丸い樹木の刈り込み、
あまりに美しくて、目を見張ります。
特に客間からの庭園の眺めは素晴らしく、
ずっとこの間に座って、庭を眺めていたい気分。
静かです。時間が止まったよう。
眼下には江戸川が流れ、
運がよければ部屋からは富士山が見えるそうです。
室内は、重厚な趣のある書院作り。
ふすまの上の欄間の彫刻も凝っており、柱の木材も最高級。
素晴らしい造りです。
大切なお客様をここで迎え、
徳川慶喜もこの間にお座りになって、美しい庭を眺められたのでしょうか。
折りしもこの日午前中、
この戸定歴史館に天皇・皇后両陛下が行啓されたとお聞きしまして、
またまたビックリ!
私は午後からの入場でしたが、
そういえば一行の関係者らしい方が歴史館の中にまだ数人いらして、
取材カメラも数台。
だからこの日は邸の拝観料も無料だったのかしら?
何でも美智子様は平成15年にもこのこの歴史館を行啓されたご様子、
そのとき開催中の
「現代かな書の最高峰、藤岡 保子展」を鑑賞されるためとお聞きしました。
藤岡保子様といえば、
皇太子妃時代の皇后陛下に書の手ほどきをしていたのがご縁だとか。
この女性、徳川昭武(あきたけ)の姪にあたり、
松戸徳川家2代目当主・徳川博武(ひろたけ)の母でもあるそうです。
偶然、とはいえ、この日、そういうお話も伺うことができ、
何とも素晴らしい歴史探訪となりました。
では、徳川繋がりでもうひとつ、
徳川慶喜といいますと、それはもう篤姫!でしょう。
思い起こせば昨年の今頃は、
あの大河ドラマ、篤姫に熱く熱く、燃えておりました。
最近は、TVドラマからもずいぶん遠ざかっておりましたが、
ここにきて、少々、気になる番組が!
そうです。山崎豊子さん原作の「不毛地帯」。
先日、家事の合間にちらりと見た瞬間、はまりました。
主演は、壹岐正役の唐沢寿明 さん。白い巨塔以来でしょうか。
「大地の子」「白い巨塔」「華麗なる一族」に続く、山崎豊子さんの社会派作品、
唐沢さんがTVでどのように演じきるか、ちょっと楽しみです。
それからもう一つ、週末見ました、土曜ドラマ、「チャレンジド(challenged)」。
こちらも家事をしながら偶然見たのですが、
途中、ぐっとくる場面が何箇所も。
アメリカでは障がい者のことを「チャレンジド」と呼び、
神様からチャレンジする使命を与えられた者という意味だそうです。
主人公役の佐々木蔵之介さんがこれまた熱演され、感動しました。
実にさらりと、心のままに素直に。
全盲の教師役の佐々木さん、
教職への夢あきらめず、ひたむきな姿で生徒と向き合う姿は、
とても好感が持てました。
奥様役の富田靖子さんも、少し大人顔になり、とってもチャーミング!!
彼を支えて、とにかく明るく、元気いっぱい。
盲導犬の、ポン太がまた賢くて、可愛くて、本当に素敵なのです。
という訳で、
またまた秋の夜、楽しみがふえたというもの...♪。
最後になりましたが、今宵、追悼もこめて、
あの素晴らしい..を聴きながら、久しぶりの更新、あれこれ雑感、
日々色々なことがありますが、
明日もいい日でありますように.....。
芙蓉
by silku928
| 2009-10-20 00:11
| 海・山・自然・散策